十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

聖徒伝165 イザヤ書15~17章 諸国民の裁き・メシアの希望

 
この記事を書いている人 - WRITER -
2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


【資料はこちらからどうぞ➡】165_イザヤ6_イザヤ15~17章_諸国民の裁き_230115

1. モアブへの裁き  15章

アブラハムの甥ロトがルーツであるモアブは、イスラエルと対立していました。

偶像礼拝に浸りきったモアブに、神はアッシリアにより、裁きを下されます。

国中に悲鳴と嘆きが満ちるのです。

逃亡先の一つツォアルは、ソドム全滅の時に、ロトが逃げた町。神の裁きの過酷さを思い知らされます。

ここに挙げられた町々の多くは,所在不明です。徹底した破壊が伺えます。

 

2. モアブの破滅と希望  16章

モアブが命じられるのは、イスラエル神を礼拝すること。彼らの希望もまた、来たるべきメシアにあるのです。

世の終わり、荒らす者・反キリストは再臨のメシアに滅ぼされ、永遠の神の王国が建てられる。究極の希望です。

裁きは徹底され、モアブ最強の城塞も陶器のように砕かれ、豊かな葡萄園は荒廃し尽くします。その姿に主は涙を流されます。

エルサレムの滅びを嘆いた主イエスに重なります。

モアブが頼ってきた偶像の無意味さを、主の裁きが明らかにします。

北王国はすで滅んでおり、この預言の3年後、モアブもまた滅びました。

 

3. アラムと北王国の裁き 17章

続いて語られるのは、イスラエルの仇敵アラムへの裁きです。

一時は北王国と組んで南王国への侵略を企てたアラムも、アッシリアにより滅ぼされます。

強制移住政策により、多くは外国に捕らえ移され、残る者はまばらとなります。

 

世の終わりには、神による空前絶後の裁きの末に、人々は偶像礼拝の空虚さを思い知らされることとなります。

すべての民が問われるのは、唯一のメシアを信じて受け入れたかどうか。

嘆くだけで、福音を受け入れなかった者には、悲惨な末路が待っています。

不信仰者とすべての悪は、地上から一掃され、メシアが治める神の国に、彼らの取り分はかけらもありません。

 

4. 赦された民として日々を歩もう

福音を信じたかどうかが、すべての人の永遠の運命を決めます。

イザヤが敵のために預言をしたのは、主が彼らを愛し、泣いているからです。

モアブの町々の名を具体的に挙げて嘆かれた憐れみ深い主は、一人一人の名を挙げて嘆かれています。

 

主イエスは、敵のために祈るよう求められました。

なぜなら、神は、正しい者にも悪人にも等しく恵みを注がれているからです。

罪人への神の憐れみがあったからこそ、私も、恵みの内に導かれ、救われることができたのです。

 

救われる、ゆるされる。それは他者をゆるすこととイコールです。

救われ、永遠の命を得たから、私は他者をゆるすことができるのです。

愛に満ちた、公正な裁き主にすべてを委ねれば、それでいいのです。

 

ゆるせない心を抱えたままで、信仰者の道は歩めません。

最も強くゆるしの心を与えられるのは、主の使命に歩む時です。

子なる神が嘆かれているように、一人の救いを覚え、嘆き、祈りましょう。

それが、罪赦され、神の子とされた私の生きる道です。

この記事を書いている人 - WRITER -
2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Copyright© 鹿追キリスト教会 , 2023 All Rights Reserved.