十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

Q:難しい聖書、どうしたら分かりますか? 傾向と対策

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

Q:聖書に関心はあるのですが、やっぱり難しいですよね? もうちょっと、分かりやすくなるような傾向と対策なんて、ありませんかねぇ…。

1. 傾向:まず、大テーマを押さえよう

聖書最大のテーマは、「神の栄光」。その喪失と回復です。

神が造られた天地に満ちていた神の栄光は、人の罪によって地上から失われてしまいました。

 

神が示された世界の回復の方法。それが「メシア(キリスト・救い主)による贖い」です。

メシアは、人類の受けるべき神の怒りを、身代わりに受けられ、死を打ち破って復活されました。

 

メシアは、どのようにやって来られるか。少しずつ明らかにしていったのが「旧約聖書」。

そして遂に登場したメシアの働きと十字架と復活を記したのが「新約聖書」なのです。

推理小説に例えるなら、メシアとは誰か?という推理が展開されるのが旧約聖書であり、「彼がメシアだ」と謎解きがなされるのが新約聖書です。

 

メシアは、神の栄光そのものを身に宿して来られ、十字架の贖いの業を成し遂げられ、昇天されました。

世の終わりに裁き主として戻られ、世界をエデンの園のような楽園に回復されます。

聖書の預言のテーマは大きく二つ。

メシアはどのようにしてやって来られるか。そして世界は、どのようにして回復されるか、ということです。

2. 対策:最初の読者が読んだように読む

有効な対策とは、聖書を、最初の読者が読んだように読み、理解することです。

聖書は基本的に、読めば分かるように書かれています。

理解が難しいのは、現代日本に生きる私たちとは、大きな隔たりがあるからです。

 

時代も、文化も、言葉もまるで違う背景の中で書かれたのが聖書です。

当時の文化的、地理的、歴史的背景を理解し、聖書を文脈から読み解くことが求められます。

私たちは、ヘブル的視点から読むことを大切にしていますが、それはつまり、聖書を、最初の読者が読んだように自然に、著者の意図通りに読むことです。

 

そして、もう一つの重要なポイントは、その時代に、神が明らかにされ、当時の人々が理解していたことは何か。ということです。

神の計画は、時代を追って前進し、それに伴って内容が明らかにされてきました。

神と人との契約を骨として聖書全体の概観がつかめると、聖書の理解がぐんと進みます。

3. 何より有効なのは、信じて読むこと

以上のことに加えて、忘れてならないのが、聖書の真の著者である神様への信頼を持って読むことです。

それは、聖書が繰り返し読者に求める姿勢です。

 

福音を信じてから、急に聖書が分かるようになってきたという経験を多くの人がしています。

信じた者の内に住まわれる聖霊が、理解を助けてくれるのです。

 

聖書は、神が真実な方であり、神の計画は必ず成就すると教えてくれます。

その確信から、どんな状況でも失われない平安がもたらされるのです。

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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

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