⑤ヤコブが見た天のはしごとは? アブラハム契約の後継者

      2017/06/08

神と共に生きた人々⑤ヤコブ

自力から神に信頼する人生へ。

 1. ヤコブのプロフィール

・イサクが60歳の時に誕生。
双子の兄がエサウ。
・アブラハム、イサクの契約を引き継ぎ、後にイスラエルと改名。
・妻はレアとラケル。子は12人(イスラエル12部族の先祖)
・享年147歳。

 2. ヤコブの出生~旅立ち

兄エサウのかかとをつかんで生まれてきたヤコブの人生は、格闘人生です。

長子権をめぐる争いで、ヤコブは、兄エサウになりすまして父イサクを欺き、祝福を得ました。

ヤコブがイサクの契約を引き継ぐことは、母の胎にいる時から、神が決めていたことです。ヤコブの問題は、神を信頼せず、自力でことを動かそうとしたことでした。

兄エサウの怒りを買い、逃げ出したヤコブは、荒野で不思議な夢を見ます。

枕元に天に届くはしごが立ち、天使たちが上り下りしている。そして、天から主が語りかけるのです。

主は、ヤコブがアブラハム契約を引き継ぐこと。ヤコブを守り、再びこの地に連れ帰られることを約束されたのでした。

このはしごは、天地をつなぐ唯一の仲介者イエス・キリストを示すものです。

3. 外国での苦闘、結婚、帰還

母リベカの故郷ハランで、ヤコブは叔父ラバンの下、懸命に働き、娘ラケルとの婚姻の日を迎えます。

ところが、初夜の後、ラケルではなく姉のレアだと分かったのでした。ヤコブに長くただ働きをさせようという叔父ラバンの策略だったのです。結局ヤコブは、レアとラケルの二人を妻にめとります。

姉妹である二人の妻は、激しく争う中、11人(後にもう一人)の子を得ました。
ラバンのヤコブへの仕打ちが極まったとき、主はヤコブに帰還を命じます。

 4. 帰還、神との格闘、兄との和解

帰還したヤコブは、兄との再会を前に、不安に襲われ、一人祈ります。

そこに現れた主の御使いと、一晩中格闘するヤコブ。御使いがヤコブのももを打ち、外したところで、御使いは、ヤコブが勝ったと言われます。この主の御使いは、受肉前のキリストです。

一晩中、神と格闘し、神を求めたヤコブの信仰を主が認められたのでした。

翌日、エサウはヤコブを喜んで迎え、二人は抱き合って泣きます。すべては神との格闘の時に決着していたのです。

 5. ヤコブから、イスラエルへ

格闘の後、ヤコブは「イスラエル(神と戦った人、神は戦われる)」という名を与えられます。ヤコブが格闘してきた神が、これからはイスラエル(ヤコブ)のために戦われるということです。

ヤコブの試練の時が終わり、神の使命を果たす人生が始まったのでした。

アブラハム、イサク、ヤコブを経て、神の契約の継承が確定しました。以降、イスラエル民族の歴史が記されていきます。

ヤコブの見た、天地をつなぐはしご

「そのうちに、彼は夢を見た。見よ。一つのはしごが地に向けて立てられている。その頂は天に届き、見よ、神の使いたちが、そのはしごを上り下りしている。」創世記 28:12

 

天地の仲介者イエス・キリストの証言

そして言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。天が開けて、神の御使いたちが人の子の上を上り下りするのを、あなたがたはいまに見ます。」ヨハネ福音書1:51

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