⑱ペテロとユダ 裏切り メシアの受難 十字架の死

      2017/09/21

1. 忍び寄る死の影

故郷ナザレを訪問した時、イスラエルの不信仰の歴史を指摘したイエスを、人々は崖から突き落として殺そうとしました。

イエスは、ペテロが歴史的な信仰告白を行った直後から、宗教指導者たちから殺され、復活することを話され始めました。

2. エルサレム入城

イエスが、ロバに乗り、平和の王としてエルサレムに入城されたその日は、過越祭に献げる子羊がより分けられる日でした。

エルサレムを見て、泣いて嘆くイエス。その目には、40年後のローマ軍によるエルサレム陥落の悲劇が見えていたのです。

3. ユダの裏切り

イエスが、「わたしは天から下ってきた生けるパンです」と語ったとき、多くの弟子は「こんなことを聞いていられようか」とイエスのもとを去りました。

この時、十二弟子のユダは、すでに裏切りを考えていました。(ヨハ6:71)

ベタニアのマリアがイエスに香油を注いだ時に、これを批判したユダは、献金を横領していました。

過越祭直前、裏切りを企むユダにサタンが入りました。ユダは、死んだ奴隷の賠償額である銀貨30枚で、イエスを売ったのです。

最後の晩餐の場で、裏切り者がいるとイエスは言われますが、それが誰か、当のユダ以外、誰も分かりませんでした。

捕縛隊を引き連れてイエスのもとにやってきたユダは、イエスに口づけをして合図を送り、イエスは捕らえられました。

この後、ユダは、後悔し、銀貨30枚を祭司長たちに返そうとしますが、拒まれると首をつって死にました。

その遺体が、地獄(ゲヘナ)を現すゲン・ヒノムの谷に投げ入れられたことは、彼が最後まで悔い改めず、神に裁かれたことを暗示しています。

4. ペテロの否認

ペテロは、事前のイエスの警告通り、三度イエスを否定しました。イエスを呪い、こんな人など知らないと誓ったペトロの罪も、非常に重大です。

5. 十字架の死

イエスが十字架につけられた時刻は、神殿で犠牲の子羊が屠られる時でした。

十字架上で、「父よ、彼らをお赦しください」と叫ばれたイエスこそ、人々の罪を贖う犠牲の子羊だったのです。

右隣で十字架に処せられた囚人は、イエスこそメシアと信じて救われました。

6. 二つの道 悔い改めか、拒絶か

ユダは、後悔はしても、主の前に悔い改めには至りませんでした。一方ペテロは、自らの罪を嘆いて悔い改めました。

イエスを最後まで拒む人がいます。なぜ、わたしは悔い改めに導かれ、救われたのか、分かりません。ただ、主の憐れみのゆえだとしか言えません。

信じた者には、このイエスの祈りが心に深く響きます。

「しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。(ルカ22:32)」

 - 神の約束に生きた人々 ,