動画&まとめ 創世記9~11章 砕かれたバベルの塔 ~ノアの子孫たち~

   

1. ノアの過ち 9:20~29

自分で造ったぶどう酒で泥酔し、裸で寝ていたノア。

聖書で飲酒は禁じられていませんが、酩酊(泥酔)は罪です。

義人ノアも、罪を抱えた罪人でした。

ハムは、父の裸を見、セムとヤペテは裸を見ないように覆いをかけました。

 

この後、ハムの息子カナンが呪われます。

呪いとは、神の祝福を失うこと。神の裁きには、必ず理由があります。

カナンは、最初に裸のノアを見つけ、情欲の目で見つめ、辱めたのでしょう。

人格的にも堕落していたと思われます。

セムの子孫、神の民イスラエル民族と、ハムの子孫、偶像崇拝者のカナン民族は、後に激しく対立することとなります。

2. ノアから増え広がる人類 10章

10章の民族分布は、バベルの塔事件以後のものです。

まず全体を語り、重要な部分をクローズアップする。再記述の法則がここでも用いられています。

ヤペテの子孫は、ヨーロッパ、アジアへ。

ハムの子孫は、中東、アフリカへ。

セムの子孫は中東、アジアへ広がり、後にイスラエルへつながります。

 

ハムの子孫カナンは、約束の地に先住し、イスラエルと敵対します。

ミツライムはエジプトの先祖です。

そして、重要人物が、ニムロデ。彼は、バベルの塔事件の首謀者となります。

最初の王であり、神への反逆者。力ある猟師と呼ばれ、人をも狩る者でした。

3. バベルの塔事件 11:1~9

人類は一つの言葉を話し、シヌアル(後のバビロン)で定住していました。

地に満ちよ、という神の命令に背いて集まり、巨大な塔を建てたのです。

レンガの発明と瀝青(アスファルト)が、それを可能にしたのでした。

この塔そのものが巨大な偶像です。

人類は、自らを神として名を立てようとしたのです。明らかな神への反逆でした。

神は降りてこられた、という言葉は、人類のちっぽけさを思い知らせます。

 

人類の悪を放置しておけば、再び全地を裁かざるを得なくなります。

神は人類の言葉をバラバラにし、全地に散らされたのでした。

想像を絶する混乱、争い、対立が起こったことでしょう。

世界中に残る大洪水伝説。密林奥地の隔絶した民族が話す、独立した極めて複雑で高度な文法言語。

それらの起源を、聖書は明確に記しているのです。

まとめ. 人類の希望はどこにある?

最初の人類アダムは、禁断の実を食べ、罪と死に支配されました。

アダム契約により、メシアの誕生が予告され、神は、人類の良心に委ねました。

堕落の末の大洪水が、その結果でした。

大洪水後、神は人間の組織、国家に委ねますが、人類は一致して神に反逆し、バベルの塔事件を招きました。

人類は、たった一つの約束も守れず、良心によっても、組織によっても、世界を正しく治められませんでした。

 

大洪水とバベルの塔。二度に渡って、全人類的裁きを体験したのがノアです。

自分の子孫に罪が増え広がっていく様子を、ノアはどんな思いで見つめていたことでしょうか?

しかし、この絶望のただ中で、神のとっておきの救いの計画が始まっていくのです。

次回、いよいよアブラハム編に突入です!!

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