十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

信仰生活は、トライ&エラー 

2020/06/17
 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 

1.コロナ渦で問われる決断力

100点満点のテストの80点は、20点分、失敗したということ。どうしたって目が向くのは、足りなかったところです。

満点を取るために求められるのは、いかにミスを犯さないか。

他者の小さな失敗を見逃せず、指摘せずにはいられない。

そんなスピリットが、知らず知らず、私たちの身に染みついているのかもしれません。

 

しかし、むしろ、実生活で満点をとれることなんでありません。用意された正解など、そもそもないからです。

想定外の危機となればなおさらです。

予測不可能なことに、決断をしなければならない。すでにことが起きてしまった状況でのベストな選択などありません。

どの選択をしても、マイナスがつきまとい、非難は免れません。

前例のない事態に対処する際に、必要なのは、トライ&エラー。即断即行の決断力と、柔軟な対応力です。

コロナ渦の世界を見渡すと、完璧主義の日本は、出遅れ感が否めません。

 

2.リーダー失格の自覚の中で

危機の中で評価されるリーダーに共通するのは、強い意志。ぶれない姿に、人々は安心感を見いだすのでしょう。

一方で、黒を白だと言い張るリーダーが評価される風潮があります。その世界的傾向には、違和感もあります。

 

とあるリーダーシップセミナーで、私が進行を担っていたときのこと。休憩の食事の取り方で、判断がぶれてしまったことがありました。

「それで牧師としてやっていけるのか」と、懸念を抱いた先輩の牧師から言われたことが、心に残っています。

確かに、どちらでもよいようなことでした。つくづく自分は、リーダーには不向きだと思い知らされた出来事でした。

 

結局、そのセミナーは、後日、離れました。聖書理解の違いが、一つの理由です。

もう一つは、そのセミナーでリーダーシップを発揮しているのは、もともと、世的な意味でのリーダーシップのある人たちだと気づいたからです。

だから、多くの人は、学んだことの適用でつまづいてしまい、広がりがありませんでした。

成功体験に基づくセミナーは、世の中にあふれていますが、その成功体験が、本人の資質や、重なった偶然によるものでしかないなら、他者が学び取れるものはありません。

 

聖書は、すべてのクリスチャンに、世の光、地の塩であることを求めていますが、リーダーの素質がもともとある人など、わずかしかいません。

自分も含めて、素質のない人間が、どうしたらリーダーシップを身につけていけるのか。

そもそも、聖書が求めるリーダーシップとは何なのか。その問いだけが残りました。

 

3.クリスチャンのリーダーシップ

教会開拓を促され、歩み出してから5年目に入ります。

苗が植えられたばかりの森も森。誕生間もない小さな地域教会でも、教会である以上、やはり、そのリーダーの責任は免れません。

無我夢中で歩んでいく中で、体験的に教えられてきたことがあります。

それは、クリスチャンのリーダーに求められるのは、ただ主に仕えることだけだということです。

時に厳しい批判を受けることもありました。

悔い改めるべきは悔い改める。でも聖書的にダメなことなら、そこは決して譲らない。

 

今の時代に求められている使命とは、福音を宣言すること、聖書を解き明かすこと。極めて明確です。

主イエス・キリストは、私の罪のために十字架にかけられ、死んで葬られ、復活された。この福音を告げ、聖書全体の文脈から、神のご計画の全貌を伝えていく。

「ヘブル的視点」に立つとは、聖書が当たり前に求めていることを、当たり前に果たすだけのことです。

後は自ずと道は開かれていきます。

 

ミナのたとえ(ルカ19章)が示すように、クリスチャンは信仰の投資家です。

世の投資家とは違う、私たちの圧倒的な優位点は、投資判断に迷う必要はないということです。

主のご計画に対する一点買い。その一つ覚えでいいのです。

主の約束は必ず果たされます。極めてローリスク・ハイリターンの投資に、すべてを注ぎ込めばよいだけです。

「すべてを捨てて従った」弟子たちは、メシア一点買いに生涯をかけ、計り知れない益をその手にしました。

 

4.信仰という投資

投資には失敗がつきもの。

スタートアップ企業へ投資して莫大な富を得た、なんて記事に、ついつい目が奪われますが、10倍以上の利益を生むような投資は、1%にも満たないそうです。

2/3は、失敗に終わるのだとも聞きました。

 

クリスチャンの信仰の投資も同様です。

根本の判断は、主への一点買いでいいとは言え、現実への適用として、日々求められる大小様々な決断があります。そこには失敗もつきまといます。

人間の判断には、過ちがつきものです。

 

しかし、主は、失敗をとがめる方ではありません。

厳しく見える律法ですら、過失を赦す道が明記されています。

性懲りもなく罪を重ねるイスラエルを、主がどれほど忍耐し、導かれてきたか。

信仰者の歩みを支えるのは、神の無償の愛、一方的な約束の恵みです。

 

クリスチャンのなすべき使命は明確ですが、現実への適用は難しい。

御心と信じて踏み出したことが正しいかどうかは、踏み出して初めて分かることです。

しかし、失敗だと気づかされれば、悔い改めればいいだけです。

主は、私たちに完全など求めておられません。

 

神は、律法を通じて、イスラエルに贖いの機会を与えられ続けました。

クリスチャンには、やり直しのチャンスが何度でも約束されています。

「もし私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、私たちをすべての不義からきよめてくださいます。Ⅰヨハ 1:9」

 

私たちには、どうしようもない欠けがあります。失敗します。罪を犯します。

にも関わらず、主が、私たちを、主の証人として立て、遣わされています。

ならば、私たちが、なすべき使命は、主ご自身が、成し遂げてくださいます。

私たちに求められるのは、一歩を踏み出す、決断です。

 

主は、失敗を責める方ではなく、チャレンジを喜ばれる方です。

主が、信仰の投資を促されているのですから、主が満たしてくださいます。

必要と確信したら、躊躇なく、力と資金を注ぎこめばいい。間違ったら悔い改める。それだけです。

 

「ミナのたとえ」 ルカ福音書19章11~27節 新改訳聖書2017版

19:11 人々がこれらのことばに耳を傾けていたとき、イエスは続けて一つのたとえを話された。イエスがエルサレムの近くに来ていて、人々が神の国がすぐに現れると思っていたからである。
19:12 イエスはこう言われた。「ある身分の高い人が遠い国に行った。王位を授かって戻って来るためであった。
19:13 彼はしもべを十人呼んで、彼らに十ミナを与え、『私が帰って来るまで、これで商売をしなさい』と言った。
19:14 一方、その国の人々は彼を憎んでいたので、彼の後に使者を送り、『この人が私たちの王になるのを、私たちは望んでいません』と伝えた。
19:15 さて、彼は王位を授かって帰って来ると、金を与えておいたしもべたちを呼び出すように命じた。彼らがどんな商売をしたかを知ろうと思ったのである。
19:16 最初のしもべが進み出て言った。『ご主人様、あなた様の一ミナで十ミナをもうけました。』
19:17 主人は彼に言った。『よくやった。良いしもべだ。おまえはほんの小さなことにも忠実だったから、十の町を支配する者になりなさい。』
19:18 二番目のしもべが来て言った。『ご主人様、あなた様の一ミナで五ミナをもうけました。』
19:19 主人は彼にも言った。『おまえも五つの町を治めなさい。』
19:20 また別のしもべが来て言った。『ご主人様、ご覧ください。あなた様の一ミナがございます。私は布に包んで、しまっておきました。
19:21 あなた様は預けなかったものを取り立て、蒔かなかったものを刈り取られる厳しい方ですから、怖かったのです。』
19:22 主人はそのしもべに言った。『悪いしもべだ。私はおまえのことばによって、おまえをさばこう。おまえは、私が厳しい人間で、預けなかったものを取り立て、蒔かなかったものを刈り取ると、分かっていたというのか。
19:23 それなら、どうして私の金を銀行に預けておかなかったのか。そうしておけば、私が帰って来たとき、それを利息と一緒に受け取れたのに。』
19:24 そして、そばに立っていた者たちに言った。『その一ミナをこの者から取り上げて、十ミナ持っている者に与えなさい。』
19:25 すると彼らは、『ご主人様、あの人はすでに十ミナ持っています』と言った。
19:26 彼は言った。『おまえたちに言うが、だれでも持っている者はさらに与えられ、持っていない者からは、持っている物までも取り上げられるのだ。
19:27 またさらに、私が王になるのを望まなかったあの敵どもは、ここに連れて来て、私の目の前で打ち殺せ。』」

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