十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

聖徒伝41 モーセ⑮ 民1~10章 ラッパの音に押し出されて 点呼・出発

2020/08/27
 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


【メッセージアウトラインPDF・資料はこちら➡】41_モーセ15_民数記①_点呼・出発_200705

1. 人口調査・点呼 民数記1~4章

エジプトを出て1年、幕屋完成の1ヶ月後。主はイスラエルの兵役につける

20歳以上の男子の人口調査を命じます。

律法の座学は終了。いよいよ進軍を始めるにあたっての点呼だと言えます。

調査結果で重要なのは、創49章でメシアの誕生が予告されたユダ部族が最多であり、長子権を継いだヨセフ族(エフライム、マナセ)が2番目であることです。

幕屋で働くレビ人は、兵役を免除されており、ここには含まれていません。

行軍の際、レビ人のゲルション族は、幕屋の幕、ケハテ族は、重要な祭具を、メラリ族は板や台座を運搬しました。

 

2. 律法の追加 5~8章

出発前に追記された律法は、イスラエルの行軍の準備を整えるものでした。

宿営の徹底したきよめが命じられた後、夫が妻に疑惑を抱いた場合の姦淫の判定が記されます。

疑念は、人を神から遠ざけます。神の兵士は、主の平安に満たされていなければなりません。

 

ある期間、神に特別な誓願を立てたナジル人は、誓願成就の際には、大祭司の任職と同等の捧げ物をしました。

今の教会時代には、すべての信者が、神と人とをつなぐ祭司とされています。究極のナジル人こそ、キリストです。

神殿奉献では、12部族が全く同じ捧げ物をし、神への従順を示しています。

 

3. 出発 9~10章

出エジプトから2年目、第二月の20日、栄光の雲が幕屋を離れて上りました。

2本の銀のラッパが、2本同時に長く吹き鳴らされました。出発の合図です。

イスラエルは、モーセを主の命により、約束の地へ旅立ったのです。

ユダ族が先頭。行軍の中心には、神が臨在された契約の箱がありました。

 

4. 信じた時から始まった旅路を歩もう

イスラエルは、神の栄光に導かれるまま、朝でも夜でも出発し、一日でも一年でも滞在しました。

福音を信じたクリスチャンの内にも、栄光の主が住まわれています。内住の聖霊が導かれるままに、信仰者は歩んでいきます。

ただ主に従ったイスラエルは、一切の世の縛りから自由を得ました。

ただ御霊に従って歩むクリスチャンは、真実の自由を得ています。

聖霊がもたらす最大の働きは、私たちに御言葉を正しく理解させることに他なりません。

 

招集され進軍したイスラエルのように、クリスチャンも、霊的戦いに召し出されています。

私たちの戦いの武器は御言葉。吹き鳴らすべきは、福音の宣言です。

あなたの罪のために、主イエス・キリストは十字架にかけられ、死んで葬られ、死を打ち破って復活された。

この驚くべき救いの御業を携えて、世のただ中へ遣わされて行きましょう。

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