①最初の人アダム 楽園と堕落と救いの約束 最後のアダムへ

      2017/12/15

神と共に生きた人々①アダム

 0. 最初の堕落・天地の再創造

神が創造された完璧だったはずの天地が、創世記1章2節では茫漠(混沌)と化しています。

私たちは、この間に、最初の被造物だった天使の堕落(イザヤ14:12~13)があったのだと考えます。

大天使が堕落してサタン(悪魔)となり、3分の1の堕天使が悪霊となったということです(默12:3~4)。

「暁の子、明けの明星よ。どうしてあなたは天から落ちたのか。国々を打ち破った者よ。どうしてあなたは地に切り倒されたのか。
あなたは心の中で言った。『私は天に上ろう。神の星々のはるか上に私の王座を上げ、北の果てにある会合の山にすわろう。
密雲の頂に上り、いと高き方のようになろう。』イザヤ14:12~14

 1. 最初の契約・エデン契約

神の栄光(シャカイナグローリー)が闇の中に現れ、6日間で再創造された地に、最後に創造されたのがアダムでした。

地に増え広がり、地を支配するよう命じられたアダムに与えられた、一つの条件が、「善悪を知る木の実からはとってはならない」ということでした。

無垢な状態の人間に対して、神から委ねられた地の管理者としての資格があるか、神はテストされたのです。

神は仰せられた。「さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、われわれに似せて。彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配するように。」 創世記 1:26

 2. 堕罪・破棄された契約

サタンが蛇を、蛇が女(エバ)を、女が男(アダム)をそそのかし、アダムは、禁じられた実を食べてしまいます。「神のようになれる」という誘惑に乗ってしまったのです。

テストは失格に終わり、最初の契約は破棄されました。

その瞬間、二人は裸を恥と感じ、神の御顔を避けて隠れました。神の栄光からの断絶が、霊的な死でした。

そよ風の吹くころ、彼らは園を歩き回られる神である【主】の声を聞いた。それで人とその妻は、神である【主】の御顔を避けて園の木の間に身を隠した。
神である【主】は、人に呼びかけ、彼に仰せられた。「あなたは、どこにいるのか。」創世記3:8~9

 3. 罪の結果の呪いと救いの約束

罪の結果の呪い。蛇は地を這い、地は呪われ、男女の関係は歪み、女は産みの苦しみ、男は労働の苦しみを味わうようになりました。

霊的死の結果、肉体的な死も避けがたいものとなりました。

「あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついに、あなたは土に帰る。あなたはそこから取られたのだから。あなたはちりだから、ちりに帰らなければならない。」 創世記 3:19

4. アダム契約

しかし、神は人を見捨てず、救い主を送る約束をされました。

「わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく。 創 3:15 」

蛇(サタン)に向けられたこの宣言は、命と引き換えにサタンを打ち破り、人類を罪から解放する、「女の子孫」と呼ばれるメシアの誕生を預言しています。

この方がすなわち、おとめマリアから生まれ、十字架の死によって私たちの罪を贖う、イエス・キリストです。

原福音とも呼ばれるこの箇所こそ、神が示された最初の救いの約束です。

 5. 最初のアダムか? 最後のアダムか?

人類の代表だったアダムが神との契約を破ったために、すべての人類が罪を負うこととなりまし た。人類という枝は根元からポッキリ折り取られてしまい、放置すれば腐るだけです.

なぜ、アダムの罪が、わたしの罪になるのでしょうか?

アダムは、人類の代表として神と契約を結び、それを破りました。

国家の代表である総理大臣が、他国と結んだ契約は、あなたにも影響しますよね。それと同じことです。

アダムの後に続いている限り、罪の中にいるのです。

しかし、最後のアダムとして現れたイエス・キリストが、十字架で人類の罪を贖われました。そのことを信じて、イエスにつくなら、その人は、アダムの罪から離れることができます。

罪を犯した最初のアダムから離れ、最後のアダム、キリストにつく。

それが、福音を信じて救われる、ということです。

信じるべき福音とは、イエス・キリストは、わたしの罪のために十字架で死に、墓に葬られ、三日目に復活され、今も生きておられる。ということです。

福音を信じた瞬間、最後のアダム、キリストにつく者となり、救われるのです。

「すなわち、アダムにあってすべての人が死んでいるように、キリストによってすべての人が生かされるからです。」Ⅰコリント 15:22

 

 PS. アダムは救われているの?

救われるために必要なのは、メシアについて、その時代に啓示されたことを信じることです。

アダムは、「女の子孫」として啓示されたメシアの誕生を信じて救われたと確信します。

エバは、初めての子を産んだとき、「わたしは、主によって一人の男子を得た」と叫びました。これを直訳すると、「わたしは、一人の男子、主を得た(直訳)」となります。エバは、メシアが生まれたのだと思ったのです。アダムと同じ認識だったでしょう。

実際は、最初の子カインは、最初の殺人者となりました。メシア誕生に至るまで、長い時を経なければならないことを、アダムとエバは体験的に知らされていきました。

何より、アダムから、メシアへの系譜が、途切れることなく続いていくところに、アダムが、主の約束を信じて救われたことが、よく現れています。

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