聖徒伝106 ダビデ篇22 歴代誌第一28~29章 神殿建設準備の完了
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1. 神の宮の設計図 28章
招集されたイスラエルの全指導者たち。ダビデ最後の働きとして、ソロモンが新たな王となり、神殿建設に着手することが民の前で宣言されました。
すべては神の約束に基づく一方的な恵みです。
律法を守り従うことが、王とイスラエルの変わらぬ使命なのです。
神を求めるなら祝福が、神を離れるなら呪いがある。
ソロモンは、全身全霊で主を知ることが求められました。
神殿の設計図は、御霊によってダビデに示されました。
真の設計者は主ご自身であり、神殿は天の宮の影です。
膨大な器具の一つ一つの材質と重さに至るまで詳細に定められました。
ダビデは、強く雄々しくことを成し遂げよとソロモンを励まします。
神殿建設は主が成し遂げてくださるのです。
ダビデが組織した、祭司、レビ人、職人、指導者たちが、ソロモンへの忠誠を誓いました。
2. 宮のための捧げもの 29章
神殿建設は主のためのものであり、民一人一人の献身が求められます。
ダビデが膨大な私財を投じ、指導者たちに呼びかけると、尋常でない量の資材が捧げられました。
イスラエルの民が自ら進んでこれほどの捧げものをしたのは、幕屋建設以来のことでした。
これらのものは完全に主に信頼して、自発的に喜んで献げられたのです。
ダビデは、主なる神の特性について、ありったけの言葉を並べ、主を誉め讃えました。
私のすべてで主のすべてを讃える。すべては主に与えられました。
地上では、寄る辺もない寄留者である信仰者。
求められるのは、直ぐな心で、主の前に偽りがないことです。
打ち砕かれた、この身のすべてを主に献げることが求められています。
イスラエルはソロモンへの忠誠を誓い、ダビデの王の務めは終わりました。
享年70歳。歴代の聖徒たちとは比べるべきもない短さが過酷な生涯を現しています。
重大な罪も犯したダビデでしたが、信仰ゆえに赦され、神の目には永遠の王座につく者とされています。
主を慕い求め続けた、真実の礼拝者の生涯だったと聖書は記しているのです。
3. 礼拝者のありようをダビデに学ぶ
人生の頂でも谷間でも、どんな時も主を求め続けるのが礼拝者です。
主の栄光を帯びるときにも、たとえ罪を犯した時でも、打ち砕かれた自分自身を喜んで主に献げるのが礼拝者なのです。
礼拝者に求められるのは、ダビデのごとく、直ぐな心で献げること。
心から喜んで、自分自身を献げているか、問われます。
自分の満足を求めても満たされません。
主が満足される礼拝を献げるなら、自ずと喜びは溢れ出てきます。
聖書の御言葉から確かに聴き取り、実行に移しているでしょうか。
内住される聖霊の最大の働きは、御言葉の理解の助け。
礼拝の中心は、まぎれもなく御言葉の解き明かしです。
主の尊い働きのための必要を覚えて、心から喜んで献げましょう。
聖霊の導きに従い、主の喜ばれる真実の礼拝を献げていきましょう。