動画&まとめ ⑥マルコ5章 「主の御言葉に癒される」 ~ゲラサの男と長血の女の癒し~

   

1. ゲラサの男の癒し 5:1~20

ユダヤ議会から拒絶され、たとえで大勢に話された、長い長い一日の後、イエスは異邦人の地である対岸のゲラサへ渡りました。

そこの墓場に住んでいた悪霊憑きの男がやってきます。暴れる男を誰も解放できず、彼は絶望的な苦しみの中にいました。

男に憑いていたのはローマの大隊に例えられるほどの大量の悪霊でした。メシアの登場に伴い、世界中の悪霊がイスラエルとその周辺に集結していたのです。

悪霊はイエスにおびえ、ひれ伏し、嘆願します。

イエスが悪霊の求めに答え、豚に乗り移らせたところ、豚は湖になだれ込んで死にました。

この異常な出来事を知った人々は、イエスに出て行くよう願いました。悪霊と同じ願いに、人々の罪深さを思います。

癒された男は、イエスのお供を申し出ますが、命じられたのは彼の故郷で証しすることでした。その働きは後に、4000人の異邦人が7つのパンを分かち合った出来事の布石となったのでしょう。

2. 長血を患う女の癒し 4:21~25

イエスが、再びカペナウム近郊に戻ると、岸辺に押し寄せた群衆のために、上陸もままならない状況でした。

そこに、ヤイロという会堂管理者が来て、死にかけた娘の癒やしを願います。

その途上、12年間も長血の病を患ってきた女性が、イエスの衣のふさに触れます。ふさ(ツィツィ)は、神の言葉の象徴として律法に定められたものでした。

女性の行為は、イエスこそ聖書に預言されたメシアだという信仰告白でした。女は、たちどころに癒されました。

それに気付いていたイエスは、誰が私の着物に触ったのかと呼ばれました。

大勢の群衆が押し寄せる中で、何を言われるのか合点のいかない弟子たち。自分のことだと分かった女は、恐れおののき、ひれ伏し、真実を打ち明けました。

イエスは、「あなたの信仰があなたを救った」と宣言されたのでした。

そこにヤイロの娘の死が伝えられます。騒然とした中、イエスは3人の弟子を連れてヤイロの家を訪れ、娘に「起きなさい」と告げました。娘はすぐさま立ち上がり、歩き始めたのでした。

3. 主の御言葉がわたしを癒す

主イエスの言葉が、ゲラサの男を、ヤイロの娘を癒しました。長血を患っていた女は、イエスこそ聖書が預言したメシアだと信じて、やはり癒されました。

求められているのは、イエスこそ、生きた神の御言葉だと信頼すること。

御言葉に命があり、力があります。

癒された後、ゲラサの男は、故郷で主イエスを証ししました。患っていた女は、公の場で癒やしを証ししました。

ほんとうに大切なのは、癒しではなく、主の御業が証しされることです。癒やしを目的にすると、私たちは苦しくなってしまいます。

癒された彼や彼女は、おそらく後に教会を襲った迫害を体験したことでしょう。それでも彼らの内には、主による平安がいつもあったと確信します。

それはただ主イエスを信じて与えられ、主に従い続けることで与えられる平安です。

御言葉の学びと、信頼に基づく実践が、救いの確信を強めてくれるのです。

 - マルコ福音書